YAJIO'S DOOR


仙台、塩釜、松島に行く

 『06年10月08日』宮城県の仙台に行く。今日は『体育の日』と合わせて、3連休のど真ん中だ。週末は混んでいた高速道路も今日なら空いているだろう。首都高から東北縦貫に乗って、ここまでは予定通りスムーズにこれた。

『しかし!!Yajioは甘かった。』
 岩槻インターを過ぎた辺りから、いきなりブレーキ!!
『いったいどうしたんだ』
 それから宇都宮までたっぷり3時間かかった。何もなければ1時間で行くところをだ。途中どっかのバカヤローが事故を起こしてやがった。それも2ヶ所でだ。
 
 宇都宮を過ぎて道路が空いてきたので、今までの遅れを取り戻す為に今度はぶっ飛ばす。しかし、ここからは二車線区間。前をトロイ車がふさいでいて思うように走れない。団子状態のなか暫く走る。
 やがて何故か、前を走っていたレガシーが道を空けた。すると目の前にクリアーなYajioの為の専用ラインが出来た。

 ギャアを1速おとして、アクセルを踏込む。タコメーターの針が鋭く動く。『260PS』のエンジンは、パワーバンドに入った。Yajioの愛機は一気に加速する。

『よし!!やっぱりは休日のドライブはこうでなければ』

 暫くは調子こいて、今までの遅れをここで一気に取り戻すぞ。だがオービスには細心の注意をはらう。このスピードでオービスにかかったらYajioの免許証等、ひとたまりもない。
 それに罰金が幾らくることやら?でも、あまりマイナスイメージを考えるのはよそう。

 福島県に入って車も少なくなった。益々、快適なドライブだ。Yajioは割りと慎重派なので、コマ目にルームミラーで後方をチェツクする。
 するとなにやら、やな雰囲気。Yajioの遥か後方だが、真っ白なY31のグロリアかセドッリック。しかもバックミラーが角出しだ。

『まさか?』
 チョト遠いが搭乗者を確認する。なんと素敵なブルーのスーツをペアルックで決めている。
『間違いない!!これはやばいぞ!!』
 するとやっぱり出た。型遅れの車に『赤いライト』

 Yajioは直ぐに減速、左側の安全地帯に車を止めた。追ってきたその車は、Yajioをスルーして先に行ってしまう。

『あれ?Yajioじゃなかったの?』
 少し甘い考えが脳裏をかすめる。しかしそんな訳はなく、だいぶ先ではあるが確実に、その車はYajioの前に止まった。

 よりによって、なぜあんな型遅れの覆面車に、これがまだ、『GT-R』の覆面車ならまだしも、もう現役を引退して交通安全指導で使うような、セドグロだ。Yajioはガッカリした。
 
 覆面車から交機の警官がYajioの車に近づいてくる。それにしても随分、前に止めたな。Yajioもハザードを点けてゆっくり、車を覆面車に近づける。
 
 Yajioは何とかこの場を切り抜けられないか考える。
『どうせ無駄なあがきなのだから開き直って、目いっぱいダダこねてやろうか?』
『それとも一分の望みに掛けてここは、あくまでも素直でジェントルに対応するか?』
 
 Yajioは免許証の用意をして警官が来るのを待つ。警官は、当たり前のごとくYajioに免許証の提示を求め、
『ずいぶん、急いでだげど、どごまでまで行んだ』
と、福島訛り聞いてきた。
 
 普段、Yajioが東京で見る交機の警官は、白バイ隊が多い。大体レイバンかなんかの黒いサングラスを掛けいるので表情が分りにくい。
 しかし、この警官は交機の制服を着ているが顔は素だ。よおく見ると『波平』に似ている。話し方は『加藤茶』のギャグのあの訛りにそっくり。
 
 少しだけ、Yajioを安心させたが状況は全くかわっとらん。でも目の前のコヤツが『波平』になってくれたおかげで、Yajioにも余裕が出来て自分のペースで話せそうだ。

 Yajioは先の『波平』の問いに
『仙台まで』
と答える。
『随分、スピードでてたよ』
『波平』が言う。
『結構、みんな飛ばしてますよね』
 
 Yajioは『波平』に自分だけが特別悪い訳じゃ無いと、テレパーを送る。
 すると『波平』は
『あんた、他人がスピード出したからって、自分も良いなて事、考えたらだめでしょ』
 Yajioに説教をタレて来るので直ぐに謝る。あまり『波平』のペースで話したらダメだ。

 『波平』はYajioの免許証を見て何やらノートに書き込んでいる。もちろんYajioはゴールド免許証だ。しかしそれも今日で終わりだ。 『波平』は一通りノートに書き込むと

『今日は、普段、車に乗らない人も多くて事故も多いので気を付けて下さい』
 なんと、Yajioに免許証を返してくれた。
『ラッキー、『波平』お前はなんて良いヤツだYajioは忘れんぞ!!』
 
 どうしてあれだけのスピードを出していたのに、何のキップも切られなかったのか、後で考えてみた。

 Yajioが覆面車に早く気付いて減速した為、まだ遠くにいた彼らは、追尾の距離が短く証拠として残るスピードを正確に計測出来なかったのでは無いか。
 
 Yajioが減速して車を止めた時、覆面車はYajioをスルーして、かなり先まで行って止まった。
 あれはかなり遠くから加速して来た為にYajioと同じ減速が出来なかったのでは無いか。
 それはYajioをロックオンして同じスピードで追尾する事が出来なかったという事ではないか。
 本当のところは分からないが、とにかく無事切り抜ける事が出来た。こうして、色々あったが無事に仙台に到着した。

伊達政宗と青葉城
仙台と言えば、これだ。
でも青葉城の
正式名称は、仙台城だった。
マリンゲート塩釜
ここは、仙台塩釜港の
旅客ターミナルだ。
ここから日本三景松島への
遊覧船が出ている。
日本三景松島

ここでは是非船に乗ってくれ。


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湯の原温泉霊泉亭
松島にだって、
ちゃんと温泉はあるぞ。
歴史的建造物
あんまり興味がない人も、
せっかくだから見学してくれ。
海産物直売所
そはこ塩釜から松島に
向かう途中、R45の途中にあった。
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